[自己啓発/読書] リアルスタートアップ(塩野 誠 著)

若者のための戦略的キャリアと起業の技術


オススメ度 ★★★★☆


Posted by Ryuichi Yamashita on Dec 7, 2016

本書は3−4年前に一度読んでいたのですが、この度の起業にあたり、再度読み直してみました。内容としては、起業するにあたってビジネスの発想法であったり、事業計画書の作成方法などがかなりライトに書かれています。なのでこれから起業してみようとか、事業計画を作ってみようと考えている人にとって、最初に手にとって読むには最適な本だと思います。

リアルスタートアップ

オススメ度:★★★★☆

最近は本を読んでもマーキングしたりしないのですが、数年前はコメントとかも書き込みながら読むクセがあったようで(このこと自体忘れていましたが)、一行だけ赤線を引いてコメントとともに記載されている部分を発見しました。そこには、「固定費が大きいと売上高が一定に達するまではつらいビジネスと言えます。」という部分に下線が引かれ、「当たり前だが特に初期では固定費を抑えることが肝要」という走り書きが記載されていました。

今となってはなぜここだけ下線を引いてこのようなコメントを残していたのかが謎ですが、一種のダイイングメッセージのような気がして、改めて気をつけようと思った次第です。

会社の設立にあたって様々な書類を税務署などに提出しなければならないのですが、面倒くさかったために税理士の方をいろいろと探して外注しようとまさにこの1週間くらい動いていました。しかしながら改めて考えると、月々1万円程度の顧問料とはいえ、この定額コストは変動費/固定費の区分でいえば確実に固定費に分類されてしまいます。

小さい金額ではありますが、まだまだ利益が出ていないベンチャー企業のあるべき姿として、このような姿勢ではダメではないかと思い直し、各種届出の提出も自力で実施することにしました。また別途この辺りの作業手順は「起業」テーマでご紹介したいと思います。固定費をいかに抑えるかという観点は事業が成長していくにあたって重要性を増していくと思います。スタートアップの初期の時点からしっかり考える癖をつけておきたいものですね。