[起業] 補助金の申請

神は自ら助くる者を助く


Posted by Ryuichi Yamashita on Feb 2, 2017

今日はベンチャー起業家にとってありがたい補助金についてまとめてみたいと思います。

私は当初、補助金や助成金というものに全く興味がなかった、より正確に言うなら興味を持つ、持たない以前に何も知りませんでした。しかしながら2週間ほど前に、とあるベンチャー経営者の先輩に補助金の存在を教えていただいてからというもの、いろいろ調べたところ、本当に種々多くの補助金、助成金がベンチャー起業、中小企業に用意されているという事実に気づきました。

ちょうど2017年1月27日(金)に応募締め切りとなる「小規模事業者持続化補助金」という存在に気づいたのが1月22日(日)くらいで、翌日から商工会議所にお邪魔して話を聞き、そこから超特急で資料を準備してギリギリの27日に提出するという流れだったのですが、今回の補助金に限らず、今後もことあるごとに応募しようと考えています。

もっとも大きな理由は補助金はその名の通り「補助」されるお金ですので、「融資」とは違い、返済義務がないということです。例えば今回募集されていた「小規模事業者持続化補助金」は、中小企業が自社の商品やサービスを宣伝するときの宣伝広告費などが対象となっており、その費用の半額が補助されるという仕組みになっています。補助上限は50万円なのでそれほど多くないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、中小企業であるベンチャーが50万円の利益を上げる大変さを考えると、50万円費用が減少できるというのは非常にありがたい存在であると言えます。

もう一つの理由は、地域の起業とのパスなどを確立できる可能性があるということです。今回の「小規模事業者補助金」のケースでいうと、商工会議所、商工会への申請が事前に必要で商工会議所、商工会と面談する必要があります。商工会議所、商工会といった組織は地域に根付いた商売をされている方たちの相談所、窓口としての役割を果たしているため、その組織にアプローチできると一気に人脈が広がる可能性があります。

現状は自社に最適な補助金というのを見つけるのはなかなか難しいのですが、少しだけ私なりの検索のコツを見出したので以下参考にしてみてください。それは、補助金を用意している組織をレイヤーで捉えるということです。そして、ここでいうレイヤーとはつまるところ、①国、②都道府県、③市町村、④その他組織(独立行政法人)を意味しています。(企業が主催するビジネスコンテストの賞金なども広義で捉えると補助金のようなものですが、ここではそのようなものは取り上げず、また別の機会にまとめて取り上げたいと思います。)

例えば、私のLisfee株式会社は千葉県柏市にあるのですが、この場合の補助金検索方法(Googleでの検索)としては①「国 中小企業 補助金」、②「千葉県 中小企業 補助金」、③「柏市 中小企業 補助金」、④「独立行政法人 中小企業 補助金」などの検索が有効です。また、ベンチャー企業の多くはいわゆる創業期にあるため、「創業 補助金」という検索でも有効な情報にアクセスできるはずです。

補助金は年度によって申請時期が異なるケースもあるので一概に「いついつになったら募集開始になる」と言えないのですが、1か月に1回もしくは2か月に1回くらいはこのようなキーワードでひたすら検索しまくるのが現状では得策だと思います。そのうち人工知能がオススメの補助金情報を教えてくれるようになる日が来るかもしれませんが、その日が来るまでは自分でアンテナを広げて、是非見落としがないようにしてください。適宜このブログでもめぼしい公募情報を取り上げるようにしますので、このブログも定期的に訪問してくださいね!