[起業] 事業モデルのブラッシュアップ

人に聞くべし


Posted by Ryuichi Yamashita on Feb 1, 2017

ずいぶんと更新が途絶えてしまいました。。この1か月、それまでの半年とは比べものにならないほど多くの人に会い、自社事業の説明をしまくってました。いえ、正確には明日もシードVCの一社であるIncubate FundさんのCircuit Meetingという会に参加する予定なので現在進行形で説明をしまくっている、というのが正しい表現かもしれません。

この1か月でかなり多くの収穫を得ることができ、私みたいな人間に会っていただける、話を聞いていただける全ての方に本当に感謝しかないのですが、改めて事業プランを人に説明することの大切さに気づいた今日この頃です。今回この点について、この1か月の振り返りをしながら、詳しく述べたいと思います。

この1か月間、まず各VCさんのホームページから問い合わせ内容を書き込み、Google Drive上にアップした事業説明資料のリンク先とともに「ご興味あれば是非お会いしたい」旨のメッセージを送りました。トータルで約15社くらいにアポ依頼をさせていただいて、そのうち返信を頂いたのが半分強の10社くらいでしょうか。とあるVCの社長の方は、「問い合わせページから問い合わせをしてそんなに実際に会えるものなんですね」と仰っていたので、実際にこの15社中10社という比率が高いのか低いのか分からないところではありますが、VCの方へなかなか直接的なパスが現状ないので致し方ありません。

おそらく多くの方は直接的なパスがないと思いますので、たとえメールが返ってこなくても(無視されても)気にせず、とりあえず問い合わせフォームからバシバシ面談依頼するべきだと思います。ただ、事業説明書のリンクは本文の内容に含む形で一緒に送るようにした方がいいと思うので、「とりあえず会ってください!(完)」みたいな内容は避けるようにしましょう。

そして約10社の方にお会いして、特に今回は「ウチみる!」(不動産賃貸物件の情報サイト)の事業説明をしてきました。その中で「明らかにビジネスが成功しない」と初対面で言われたのは約1割、約7割のVCの方は「興味深いが、アイディアベースの状況なので、もう少しユーザー数が増えてPDCAを回してから話をして欲しい」という大人の意見、残り1割のVCの方は現在進行形で面談が進んでいるというところです。

ここで私がわかったのは、「シードVC」とひとくくりに言っても、「シード期のシード(本当にニーズがあるのかどうか分からない段階)」にフォーカスされているVCもいらっしゃれば、「シード期のレイター(シードなんだけど、例えば月間アクティブユーザーが1万人以上いる状態)」にフォーカスされているVCもいらっしゃるということです。そして多くのシードVCは「シード期のレイター」にフォーカスされているようなので、今思えば、面談のアポを取らせて頂いた多くのVCの方にとって、まだまだ私の事業はフォーカス外であり、そう言った意味(資金調達を実行するという意味)では時期尚早だったかなと思っています。

一方で、この時期に徹底的に事業説明をしたために、少しビジネスモデルを変更した方がいいという決断に至ることができました。この決断自体、評価はもう少し時間が経ってからしかできないので何とも言えませんが、自分自身の中で ある瞬間「気づき」がありました。そしてその気づきを得ることができたのは、多くの方にビジネスモデルを説明し続けた結果、脳の中で半ば無意識的にブラッシュアップされたからだと思います。

少し長くなってしまいましたのでその気づきについてはまた後日、時間があればまとめてみたいと思います。