[起業] IT新産業分野に関する考え方〜その⑤〜

MoneyChainの誕生秘話


Posted by Ryuichi Yamashita on Nov 25, 2016

IT新産業分野最終章として、ブロックチェーンについて述べてみたいと思います。最初にお断りしておくと、この領域について一時いろいろと調査をしてある程度の知識は得たものの、まだまだ専門的な知識がないレベルでの考察になってしまいます点ご容赦ください。

ブロックチェーンって何?という読者の方のために簡単に概要を説明させていただくと、ここ一、二年前くらいからビットコインなるものが世を賑わせるようになりましたが、ブロックチェーンはそのビットコインを成立させる技術的な要素となります。通常、日本円であればその価値を発行者である日本銀行が保証している、ということになりますが、ビットコインの場合はその価値自体を数多いるビットコイン発行者(注:正確には発掘者というべきで発行者は存在しないというべきかもしれませんが、簡略化するために発行者という言い方をしています。)が保証しているということができます。そして、そのビットコインが価値を持つ(偽物でない)ということを証明するために、その証明書(ブロック)に当たるものを鎖(チェーン)のように繋げていくのですが、この技術そのものをブロックチェーンということが多いようです。

と、ここまで書いてみましたが、自分自信この文章を読み返してみて分かったような分からないような・・・ですね。もう少しわかりやすく解説させてください。

ブロックチェーンはその名前の通り、ブロックをチェーン状にしたものなのでそれ以上でもそれ以下でもないのですが、ここで重要な点をより簡単に言うならば、何かした評価をしたり、価値を認めたいもの(例えばビットコインなど)が本物であり、価値があるということをみんなで証明し合うのですが、この「みんなで証明し合う」プロセスがこの技術の本質と言えるでしょう。

さらに抽象的になってしまった感満載ですが、これ以上の説明はできそうもないので詳細を知りたくなった方は是非調べてみてください。’blockchain’という英語のキーワードで、Youtube上を検索するとわかりやすく説明のされた動画が数多くヒットしますので、個人的にはYoutubeがソースとしてはオススメです。

ここからは私がさらに注目している点について述べさせていただきたいと思います。

少し話が逸れてしまいますが、世界企業であるGoogleとFacebookの共通点はなんだと思われますか?私が思うに、どちらの企業も「リンク(Link)」を価値の源泉としている点だと思います。つまり、GoogleはWEBサイト情報の「リンク」を集めることでどのWEBサイトにもアクセスできるというサービスを提供しており、一方でFacebookは人に関する情報の「リンク」を集めることでFacebook上のあらゆるユーザにアクセスできるというサービスを提供していると言えるでしょう。

このように考えた時、次なる世界企業として、お金に関する情報の「リンク」をひたすら集める企業がそのうち出てくるだろうと思うのです。少しぼやっとしていますが、そのサイトなりアプリを立ち上げると、全世界のお金の流れを把握できるというイメージでしょうか。そしてやがてその企業がプラットフォーム化し、そのプラットフォーム上で売買が実行されるようになるとAmazonどころのインパクトではないような気もします。ブロックチェーンのような技術は、このようなビジネスが成立する時に最もコアな技術となるような気がしており、現在の私の注目ポイントです。

少し妄想じみた話になってしまいましたが、もう少し勉強を重ねながらビジネスチャンスを掴みとりたいと思います。