[起業] 計画はあるか

計画曖昧論のススメ


Posted by Ryuichi Yamashita on Nov 19, 2016

先日、堀江貴文さんのFacebookだったと思うのですが、「(事業)計画なんていらない」という投稿がありました。この意見についてみなさんはどう思われますか。

おそらく、何かしら企業に勤めておられる方はそんなのありえないと思われるのではないでしょうか。確かに、私が以前勤めていた会社もそうですが、大手になればなるほど、そして本社に近いところに行けば行くほど、いい意味でも悪い意味でも「計画を立てる」ことが仕事の大半になっていくのが現状ではないかと推測します。

で、私自身はどう思うかというと、やはりある程度の計画は必要だと思うのです。ただ、ビジョンのところで申し上げたようにここでも、ある程度曖昧な計画が望ましいのでは、と考えています。

あるサービスやプロダクトを作ろう!という出発点はいわば、サービスやプロダクトの誕生日のようなもので、それらを作り込んでいるうちに、それら(彼ら)がどんどん成長していくと、そこで様々な課題や難題、または新しい可能性が出てくることが多いのです。したがって、ある程度最初の時点で計画っぽいものは少なくとも頭の中に入っているのですが、そのまま最後までその通りに行くことがないんですね。以前誰かが、自分が生み出したサービスやプロダクトは自分の子供(Baby)であると言っていましたが、まるで人間が成長する過程かのようなこのステップを考慮すると、あながち嘘でもない表現かと思います。

プログラミングを学習し始めた当初は思い通りにいかなくてフラストレーションがたまることもあったのですが、最近はこのような開発スタイルがあるべき開発スタイルかな、と感じています(これをアジャイル開発というのかもしれませんが、少し違うような気もします。)というのも、人生自体そうなのですが、今現在から未来の自分というのを考えた時、今の自分は最も無知で馬鹿な人間だと思うのです。なので、自分自身が時とともに成長していくという(半ば希望的観測かもしれませんが)前提に立てば、今の自分が考えつくビジネスモデルは、将来のより「賢い」自分に否定され、修正されてしかるべきではないでしょうか。

なので最近は頻繁に計画を修正したり、そもそも中止をしたりするということに抵抗がなくなってきました。以上つらつらと意見を述べてしまいましたが、結論を申し上げると、計画は必要であるもののそれらは日々修正されていくべきだ、というのが最近の私の意見となります。みなさんはどのように思われるでしょうか。