[雑題] 2016年振り返り

自信と後悔


Posted by Ryuichi Yamashita on Dec 23, 2016

さて、いよいよ年末も差し迫ってきました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
この一年で人生ががらりと変わってしまいましたが、2016年の自分自身の成長を振り返り、取り組み事項の総括をしてみたいと思います。

2016年これをしといて良かったシリーズ〜

・会社を辞めて良かった!
別に前職が辛かったとか、ブラックだったとかではありません。かなり恵まれた環境だったと思いますし、非常に尊敬できる上司の元で働くこともできたので感謝しかありません。また、実務レベルの仕事や事業企画の仕事、そして最後の最後には商社らしく、国家プロジェクトにも携わることができた私はかなりラッキーだったと思っています。にも関わらず辞めて良かったと思うのは、やはり一人で事業を立ち上げようとすると未経験のことだらけで、すべての項目がすなわち自分の経験値の向上に繋がっているという実感があるからです。同じ会社にずっといると、最初のうちは目新しい業務が多いので成長曲線もうなぎ上りですが、どこかの時点で上昇度(カーブ)が緩やかになっていくと思っており、その意味であのタイミングで外に出てみると言う決断を下したのは(今のところ)成功だったと思っています。

・プログラミングを学習して良かった!
新たにIT企業を立ち上げる際に2通りの方法があるように思っています。すなわち、1つは他社に開発・構築部分を外注する方法と、もう1つは自社サービスとして自らの手で開発・構築する方法です。社長は社長だけやって、外注した方がいいよというアドバイスももらったのですが、現時点で後者の方法をとって正解だったと思います。前職時代も情報系の部門でしたので、簡単なIT用語は知っていましたが、テクノロジーの最も基本的な部分は知らないまま今まで生きてきてしまいました。クラウドサービスを使うことが多いのでバックエンドの部分はまだまだ未熟なままですが、プログラミングを一から学習したことでエンジニアの端くれには慣れたのではないかと思います。なぜ自らが手を動かした方がいいのか、という理由ですが、確かに外注費が発生しないためコストダウンを計れるというメリットもありますが、むしろ、開発スピードが速くなるというメリットの存在が大きいです。あるサービスを構築した時に「ここを直したい!」とかしょっちゅうあるわけで、自分で構築していれば全体のディレクトリ(フォルダ)構造やロジックがわかっているため、すぐに直せてしまいます。外注では実現できないスピードでサービスのブラッシュアップが可能なので、もしIT分野で起業を考えておられる方がいるなら、まずは自分でゴリゴリとコードを書くことをオススメします。

2016年これをしといたら良かったシリーズ〜

・もう少し技術系人脈を広げれば良かった!
プログラミング(狭義)や、テクノロジー(広義)に精通するためにどのような手段が最も効率的なのかなんとも言えないところではありますが、独学スタイルを貫き過ぎかもしれないと反省しています。1つの持論と言いますか仮説として、日本語圏にいる日本語を母語とするエンジニア(多くの日本人エンジニア)より、英語圏にいる英語を母語とするエンジニア(例えばアメリカ人やイギリス人、オーストラリア人など)の方が優秀だという説を信じているのですが、海外のサイトをあまりにも手本にしすぎてきたかもしれません。周囲の日本人エンジニアの方たちと交流とあまり持とうとしなかった、具体的に言うと、例えば勉強会などに積極的に参加しなかったというのはやはり、仲間を作っていくという観点ではイケてなかったなと反省しています。2017年は勉強会についても少しずつ(できれば月1ペースくらいで)顔を出そうかなと思っています。

2017年はいよいよ会社としての組織体を持ってのスタートとなります。会計やマーケティングといった未知の領域が待ち構えていますが、PDCAを回しながら学習していきます。もちろん、これまで学んできたプログラミングもさらに能力を高めつつ、テクノロジー分野でも一段と高いレベルに登りつめたいと思います。これからが楽しみです。