[雑題] 2020年トライアスロン金メダリストの話

夢は叶う


Posted by Ryuichi Yamashita on Dec 15, 2016

先日、といっても二、三日前なんですが、前職時代の同期と食事をしてきました。私たちの同期は総合職で60人ほどだったのですが、2020年のオリンピックが日本で開催されると発表されたその年に、その60人のうちの2人がオリンピックを目指すと言って会社を去りました。(人事部の皆さん、猪突猛進型の体育会系をとりすぎですよ(笑))

で、その二人と一緒にご飯を食べたのですが、本当に勉強になったと思うことがあったので少し書いてみたいと思います。

そのうちの一人は社会人3ー4年目くらいでトライアスロンを始め、今も本気でオリンピックで金メダルを取ることを目標に頑張っているのですが、最近になってぐんぐんと記録が伸びてきているそうです。彼によると、その最大の原因は効率的なトレーニングと食生活にあるそうなんですが、特に食事はほとんどのアスリートが余り気にしていない部分にもかかわらず、逆にここが最も重要だということらしいです。簡単に言うと、必須アミノ酸と言われている成分のうち、何をどのタイミングで(起床後なのか練習中なのか、練習後なのか等)摂取するのかをデータを取りながら考察し続けている、というのです。

普段ほとんど意識していない、しかしながら、最短距離で駆け抜ける(合理的に成長する)ために絶対実施した方がいいことを見つけ、それを細かい要素にブレークダウンした上で、各要素を忠実に実行し続けることが重要だということです。

当たり前の話ですが、自分のインターネット事業に置き換えてみるとこのように言うことができると思います。

事業を成長させるとはそもそもどういうことを意味しているのか、今回は私の運営しているサイト:ウチみる!(http://www.uchimiru.com)を例に、細かい要素に分解して考えてみましょう。いろいろな考えがあるかと思いますが、

サイトの成長に影響を与える要素=①アクセスユーザ数/月間 × ②サイト訪問時間/ユーザ

だと分解すると、次に①アクセスユーザ数/月間 と、②サイト訪問時間/ユーザ をいかに増加させればいいかを考えれば良いということになります。
①、②で明確に分解できるわけではないですが、

①、②の増加に影響を与える要素=③ページ数/サイト内 × ④コンテンツ質/ページ × ⑤コンテンツ量/ページ

とさらに要素分解できるように思われます。

ここで初めて、至極当たり前の話ですが、③、④、⑤を増加・増大させよう、となるのですが、気をつけないといけないのはコンテンツ量/ページを増やせば増やすほどコンテンツ質/ページが低下する可能性があります。ページにダラダラ面白くないことが書かれていると誰も読まなくなってしまいます。つまり、コンテンツ量/ページとコンテンツ質/ページとは互いに影響し合う性質を持っているということです。

ではどうすればいいか。

一定の質を担保するためにもコンテンツ量/ページには限界値があるだろうということが予想されるので、日本人が1分間に読める文字数500字×3分程度=1,500字程度が1ページあたりに収めるべき分量ではないかという結論に至ります。昔どこかの論文で見ましたが、動画などに集中できる時間は長くても5-6分程度ということなので、変化のより少ない文章+写真のコンテンツであれば3分くらいが妥当な線だと思います。(少し推測が入っています。あしからず)

少し長くなってしまいましたが、私が2020年のトライアスロン金メダリストと話をして導き出した、ウチみる!のサイトを成長させるための必要十分条件は、
・ページ数/サイト内  →ひたすら増加(頑張って増やす!)
・コンテンツ質/ページ →ひたすら増加(頑張って増やす!)
・コンテンツ量/ページ →字数は1,500字程度にとどめる
という内容に収斂されました。

と、ここでこのページ文字数カウンターが1,500字を超えてしまっていることに気づきましたので筆を置きたいと思います。

これから年度末にかけて頑張ります!