[雑題] 5年後のTV業界予測

TVなんて誰も見なくなる


Posted by Ryuichi Yamashita on Nov 18, 2016

さて、かなり極論っぽくなりましたが、TV業界は今後どうなっていくのか少なからず興味があります。

スマホで色々なコンテンツが観れる今の時代、今後もますますYoutubeやAbemaTVという新しいメディアが強くなっていくと思うと、TV業界は今までのように寡占市場でぬくぬくとビジネスを展開しているとあっという間に視聴時間で先述のメディアに追い抜かれるのでは、と思います。

TVだろうがYoutubeだろうが、その競争優位性の原点はコンテンツの質と量だと思いますが、まずもって量という部分では、TVはYoutubeにもはや勝てないことを考えると、あとは(といいますかもはや現状は)質勝負の状況になっていると言えるでしょう。

Youtubeは現在もTV番組の違法なコピー版が出回っている状況を鑑みると今すぐにというわけでは無さそうですが、ここ1年くらいでかなり状況が変わってきていると思います。というのも、Youtube発のオリジナル動画がまずはYoutubeでヒット→TVで取り上げられるという循環が増えてきているような気がしており、質でもYoutubeがTVを上回る時代が近づいていると感じています。最近何かと話題のピコ太郎さんなんかはその最たる事例ではないでしょうか。

で、ここまでならよくありがちな未来予測だと思うのですが、さらに少し未来予測をすると、Youtube専門のコンテンツ制作会社がもっと数多く、そして有力になる時代が来るのではと予測しています。また、AbemaTV型(自分たちでコンテンツ制作も一部してしまう)ももっと出てきてもおかしくありません。
要するに、①コンテンツ制作会社(プラットフォームはYoutube)または②コンテンツ制作+配信会社(プラットフォームは自社開発)が今後のTV会社の競合として出現し、特に①型の企業はそれほどシステム面で資本投資の必要がないので比較的参入障壁が低く、乱立するのではないか、という未来予測です。

まあ未来なんて読めないので半分妄想ですが、まだまだこのあたり、ビジネスチャンスはありそうだと感じる今日この頃です。